真面目なことを言うと馬鹿にされる「本当の理由」

結論から言ってしまおう、真面目なことを言って馬鹿にされる原因はあなたにはない。
馬鹿にされるのは、その人のキャラクターがどうとか、威圧感がどうとか言う人もいるが、はっきり言って的外れだ。
私はあなたが強そうでも弱そうでも馬鹿にしたリはしない。つまり、全く関係がない。
もし私が「真面目さ」に対して何らかのコンプレックスを持っていれば言及するかもしれないが、そうではないので馬鹿にすることはあり得ない。
つまり、真面目なことを言うと馬鹿にされる原因は、わざわざ言動にして表に表してしまう人の中に、あるいは環境の中にある。
なぜ真面目なことをしたリ、あるいは発言しただけでそれを茶化されるのか、ここで考えていこう。
真面目さとコンプレックス
どうして、真面目なことを言っている人や、真面目にやっている人を見るとそれを茶化したくなってしまう人がいるのだろうか?
経験的には中学生くらい年齢層ののクラスに顕著によくみられると思う。
誰かが真面目に頑張っていたり、真面目なことを言っているといちいち突っかかってくる。気になって仕方がないのだ。
どうしてそのように行動に出してしまうのだろうか?
わざわざ口に出してしまう辺り「相当気になっている」ことがよくわかると思う。人は興味のないことに対してはどこまでも無関心だし、興味のないことにわざわざ言及することはあり得ないと言ってもいい。
それにも関わらず、自らを制御できずに突っかかってしまう。それは何故か?
まず考えられることは、まじめなことに対して何らかのコンプレックスを持っている可能性だ。
人は、自分が出来ない事、自分には手に入らないことに対して「それはくだらないものだ」と自分に言い聞かせることがある。「どうせ手に入らないのだから、それは大したことはないのだ」と、自分を納得させようとする心理だ。
それは自信の無さからくる諦めの様なものだ。
つまり、心のどこかで真面目なことが良いことであることを知っていたり、恥ずかしげもなく堂々と振舞う人を羨ましく思っているから茶化してしまうのだ。
臭いだとか、ポエムだとか、何かと中学生のように人を馬鹿にする人は、社会人と呼ばれる人たちの中にも存在する。(非常に残念なことに、外ヅラばかりが厚くなって人間的に成長できない人はいるものだ)
彼らはまじめなことに対してコンプレックスを持っているのだ。本当はそうしたいのに、あるいはそうした方が良いと思っているのに、出来ないから、馬鹿にして自分から遠ざけている。
自分が手に入れられないものは悪いと思いたがる人は本当に多い。
その言葉は一見他人に向けられているように見えるかもしない。でも実際は、どうせ手に入らないのだからと、自分に言い聞かせているのだ。
「誰かが言っていた」のを真似しているだけ
実は上記のような心理的な理由でなく、「誰かが言っていた」というだけの可能性もある。
くだらないと思うかもしれないが、残念ながら人は世間が自称しているほど高尚なものではない。
いかにもそれっぽいことを語りながら、なんの根拠もないことなんて大人の会話を聞いたことが何度もあるはず。私たちの行動は、必ずしも正しい動機によってなされているわけではない。
あなたがどう思うかを大切に
実際に人を馬鹿にするのは、
「自分には手に入らないから羨ましい」だけだったりとか、
「テレビで真面目キャラの芸人をいじって笑ってた」から真似しているだけとか、
「友達に馬鹿にされたから、自分もそうしようと思った」だけだったりする。
言われる方はつい気にしてしまうものだが、言っている相手は特に考えてもないし根拠もないのだ。
そもそも、本当に考えていたら、自らのコンプレックスをさらけ出すようなこんな格好悪いことは出来ない。
君は真面目でいいのだ。
不真面目に他人を笑っていても成長することはないが、真面目に努力出来るあなたはずっと成長することが出来る。その努力の際に他人の評価など必要ないし、そんなものは後から付いてくるものだ。だから気にしなくていい。
私はそう思っている。ただ堂々としていればいいのだ。