若者の自殺率が異様に高い日本‐「死んだほうがマシだ」と思われない社会を

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日本の若者の死因で、一番高いものは何かご存じだろうか?

自殺である。

若者が自ら死を選ぶ国

厚生労働省の調査によると、20~39歳までの死因の一位は自殺だという。

ちなみに若者以外の世代の死因一位は悪性腫瘍や心疾患が占めている。

海外の若者に関しては、死因の一位は交通事故であることから、日本の若者の自殺率の高さは異様なことがわかる。

どうしてここまで彼らが死を選んでしまうのだろうか?

言うまでもないことだが、根性とか精神とか言うくだらない根性論では断じてない。

健康社会学者の河合薫さんは、次のように語っている。

しかしながら私自身は、「自殺は個人の問題ではなく、社会の問題」という立場だ。これまで行ってきた研究でも、確かに性格傾向と精神疾患との関連は認められたが、それはあくまでもリスク要因でしかない。

なぜ、こんなにもニッポンの若者たちは”自殺”するのか?より引用

若者が自殺していく原因は、「若者個人」ではなく、社会の側にあるのだ。

私は、自己責任論ほど無責任な論理はないと考える。

何故ならどんな問題も「自己責任」だとしてしまえば、社会に蔓延る問題は何一つ解決されることなく、誰一人として責任を足らない結果になるからだ。

自殺とは日本社会が抱えた病である。

社会問題を個人の責任にされてしまう不遇

人が死ぬのは、どんなときだろう。

これ以上生きていくことに希望を見いだせないとき、生きている状態より死んでいる状態の方が楽になってしまったときだろうか。

私たちが普段目にしないような場所で、傷つけられている人がいる。

私たちが想像すらしないところで、一人苦しんでいる人がいる。

知っている人が自殺したら悲しい。それでもきっと、その悲しさよりずっと大きな悲しみを、自殺した人は感じていたのだろう。

目の前が本当に真っ暗になり、その先に続く道がないような感覚。一筋の光もない絶望から逃れられない。

そんな孤立した人を作り出さないために、生きることさえ出来ない程に自信を奪ってしまわない社会を作らなければならない。

最大の敵は仕組みではなく、我々の持つ価値観だ。

「死んだほうがマシだ」なんて思われる社会ではいけない。

「もう少し生きてみてもいいか」そう思える社会を作りたいと、心から思う。

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