ワークアズライフかワークライフバランスか―これからの働き方を考える

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ワークアズライフとは、現代の魔法使いこと筑波大学助教授の落合陽一さんが提唱している働き方で、自分の人生として働くということだ。
一日中やってもストレスのないこと、所謂「好きなこと」を仕事にすることによって生きるように働く。

それに対してワークライフバランスとは、世間でよく言われているように、仕事と睡眠とプライベートのバランスをとって働きましょうというスタイル。
仕事は基本的に好き嫌いを問わず生活するために行い、余暇時間にのみ友人と遊んだり趣味をしたり家族と過ごしたりするのだ。

私たちはこれからどのように働けばいいのだろうか?新たな概念が登場するたびに悩む人も多いと思うので、ここで考えていきたい。

仕事×睡眠×人生のワークライフバランス

まず初めに、馴染みのあるであろうワークライフバランスの方から簡単に。

こちらのメリットとしては、プライベートの時間に趣味や人生に全力投球出来ることだ。
仕事は仕事として集中して行い、それ以外では仕事のことを一切考えずプライベートと割り切って色々な友人と会ったり、自分の趣味に没頭したり、家族との時間を楽しむことが出来る。

デメリットとしては、仕事のストレスを解消するためにプライベート消費してしまう可能性があることだ。
あるいは、仕事を休む時間のためだけにプライベート(土日などの祝日)をずっと寝ているだけになってしまうこともある。つまり、ワークライフバランスというよりは、ワークファーストな生き方になってしまう恐れがあるということだ。

遊ぶように働くワークアズライフ

次にワークアズライフについて考えよう。

こちらのメリットとしては、ストレスが殆どないというところだろう。
そもそもこの生き方をする前提が、一日中やってもストレスを受けないこと仕事をすることなので、いくらでも仕事が出来るし生産性もこれ以上なく高い。何かやりたいことがあるのであればこれ以上の働き方はないだろう。まさに遊ぶように働くのだ。

デメリットとしては、好きなことがわからない人にとってはどうしようもないというところだろう。または人によっては活動時間が長くなりすぎるという恐れもある。生きている時間は全て仕事のようなものだからだ。

働き方と人との整合性

個人的に素晴らしいと思うのはワークアズライフの方だ。好きなことを仕事にする以上にコミットメントを高める方法は考えられないし、そこで生み出される価値は圧倒的に高いだろう。

ただ、だからといって私は一般の人たち全員にこの働き方が浸透するとはあまり考えてはいない。(浸透すればいいなとは思っているが)
そもそも、世の中の多くの人は「自分の好きなことってなんだろう?」と思い悩んでいることが多いし、それを実行する可能性も残念なことにあまり高くないからだ。
ストレスのない好きなことを仕事をする前に、ストレスのないことを見つけることが難しい人が多いということだ。

つまり、ワークアズライフ的な働き方は理想的であり、論理的に考えても正しいのだが、多くの均一化された教育を受けた人たちはこの働き方をするのが難しいのではないかと考えることが出来る。

そう仮定すると、仕事をしながら自らのプライベートを充実させていく方がより堅実なように思えるのだが、ここにも正直懸念がないとは言い切れないのが正直なところだ。

何故なら、ワークライフバランスと言いながらそれが実行されている気配はあまりなく、世の中にはブラック企業が蔓延しているし、デメリットの方でも述べたようにライフを犠牲にして働いている様子すらあるからだ。バランスという名を取りながら実際にはバランスを全く取れていない例があまりに目立つ。

また、いくら好きなことを仕事にするのが最善とはいえ、ワークライフバランス的な働き方に慣れてしまった人がワークアズライフのように突然働けるわけではないという問題もある。

こんなことを書いていると、では結局どのように働けばいいのかと言われそうだが、それぞれが自分に合った働き方をするしかない。

何かに熱中している人はそれをそのまま仕事にしてしまえばいいし、好きなことが見つからないというのであれば、人生の中でなるべく嬉しい時間が増えるように働いていけばいい。

研究者や起業家のように自ら新しいことを解明していく人がワークライフバランス的な仕事の仕方をすれば宝の持ち腐れだし、所謂「普通」を求める人がワークアズライフを求められても何をしたらいいのかもわからなく途方に暮れてしまう。

つまり特性や幸せの定義が異なる我々を一元化することはとても困難なのだ。もちろん、各々が好きなことが出来る時間が増えたら良いと個人的には望んでいる。

私たちは、理想や普通という特定のイメージに合わせるよりも、今より一歩ずつ前に進んでいくことが、唯一大事なのだと私は思う。

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