「先人に感謝するべき」は本当か?

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先人に感謝するべきだという持論を聞くことがあるが、私はそれに懐疑的だ。

だから「先輩には感謝するべきだ」とか、何かうまくいっても、「前の人たちがいたらから~」みたいなことを言う人に対して対して、少し冷めた目で見てしまう。

本人が勝手に感謝をする分には、良いことだと思うし、好きなだけ感謝をすればいいのだが、そうでもないことが多い印象だ。どちらかというと、感謝させたり、お前の力じゃないという謎の自信を奪う術として利用される。

そもそも、先人たちどころか、世界中の人が存在しなければ今はない。

実際、一般的な仕事でも、アイドルでも、マイナーな業界でも、「直接前にいた人たちがいたから」今があるわけではない。より正確に言えば、よく言われる先人たちだけではなく、もっと多くの人が関わっている。

先人たちがいなければと言うが、それ以前に道路がなければ、殆どの人は仕事が出来ないだろう。物流は一気に滞るどころか発展すらしていないはずだ。

電車がなければ、会社にも行けないだろう。どうやって会社に行くのか?電車を作った人やそれを運営する人がいなければ、私たちは仕事をすることさえ出来ない。

つまり、直接のつながりがない人たちや業界、すべてが存在しなければ今はない。

誰が日本を作ったと思ってる?世界中の人たちだよ。日本一つ取ったって、すべてが内側での歴史ではなく、多くの国や人々が関わってきた結果今がある。

だから私たちも他の国の経済にも戦争にも関わっているし、無関係ではない。

何だって資産は自分のおかげだと思ってしまうのか。負債に対しては責任がないと思ってしまうのか。

もし「今があること」に感謝をするなら、特定の人ではなく今生きている全ての人に感謝するべきだ。そうでなくては今なんてありえないのだから。

最近よく聞く常識的な言葉は、視野が狭すぎると思う。というよりも、どこか都合のよすぎる印象が否めない。

「何があるかないか」「それは誰のおかげか」なんて考えてたって、どうしようもない。大事なのは「今あるものでどうするか」だ。

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