仕事に「本業」も「副業」もないのでは?

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副業規定の見直しが話されるようになって久しい。仕事に幅を持たせ、生活の安定やスキルアップなどを求めて、副業解禁を推進する声も聞くようになった。

そこで一つ疑問に思うことがある。仕事を本業と副業を分ける意味があるのだろうか?

本業と副業

副業をすることを未だに疑問視をする声もある。「本業が疎かになったらどうするんだ」「仕事に集中してくれないと困る」よく言われるのはこの辺りだろうか?

しかしながら、副業を始めたところで業務時間内に別の仕事を同時並行で行うわけではない。当たり前に聞こえるが、この当たり前のことが考えられていないような意見が多々ある。
仮に朝の9時から午後5時まで働くのであれば、その間は今まで通り「本業」で働くことになる。その人が新しい趣味を見つけても、新しい友達を作っても、その就業時間内は働いてくれることに変わりはない。これは副業でも同じことだ。副業と言ってもその本業と関係ない場所で、他の事をするだけだ。

だから「仕事に集中できなくなる」という論理は少しおかしい。時間外に副業をして仕事に集中できなくなるのであれば、その人は趣味でゴルフを始めたら仕事に集中してくれなくなるのだろうか?もしそうであれば、その従業員は副業などしなくとも初めから仕事に集中してくれないだろう。つまり、本業と「それ以外のこと」は全く関係がない。

勿論、ゴルフをすることによってゴルフ製品に詳しくなったり、スポーツをして健康的になってくれることはあるかもしれないが、それの何が問題あるのだろうか。「帰属意識を持ち我が社にだけ貢献する労働力であってほしい」というのはちょっと押しつけがましく感じる。

そもそも業務外のことを制限するのはおかしい。会社に人の人生に口出しをする権利はない。

職業に貴賎なし

そもそも本業と副業をどのように分けるのだろうか?就業時間の長さか、収入の多さか、あるいは思い入れの強さだろうか。

私はいくつかの方法で報酬を得るが、本業や副業と言った価値観は持っていない。お金を稼げることなら稼ぐし、人の役に立てるなら役立つことをする。これは少ししか稼げないから副業だとか、時間があまりかからないから仕事ではないと思ったことはない。どれも仕事だ。

本業や副業といった考え方はそれ程重要なのだろうか?今日はこの仕事をして明日はあの仕事をする、そのぐらいのことではないかと思う。「仕事」というものを神聖視してしまえば厄介な問題にも見えるが、勝手に問題を難しくしているだけではないかと思う。

仕事でも趣味でも他の場所で好きにやってくれれば、それはその人の能力の向上に繫がるし、他の仕事を知っていることによって新たなるイノベーション(実は今まで知らなかったが「新しい切り口」という意味らしい)が起きるかもしれない。

「仕事とはこういうものだ」という化石の様な価値観を取っ払って、もう一度フラットに考え直してみることが今の時代に必要なのだろう。副業規定の見直しや、その他働き方改革などをきっかけとして、時代に合った働き方が認められることを願う。

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