SEOに特化した情報は有益な情報か?

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検索結果によく出てくる情報は、見る人にとって有益な情報と言えるのだろうか。

最近Welqという医療系情報サイトが全記事を非公開化したことや、Neverまとめ等のまとめサイトの記事削除がニュースに出ているが、情報の信憑性を疑う必要性を感じる。「まとめ記事サイト」掲載停止 大手サイトで相次ぐ

WelqはSEOに非常に強いサイトだった。医療系の検索、例えば風邪の症状、喉が痛い、頭が痛い、などで検索するとすべてこのWelqのサイトが出てくるほど。だが問題はその情報の価値の方だ。

SEOという言葉はブロガーやWebを主力とした企業などではよく知られている言葉だが、一般の情報を受け取る側の人が聞くことはあまりないのかもしれない。SEとはSearch Engineの略で、要は検索のこと。OがOptimizeの略で最適化という意味がある。つまりSEOとはGoogle等のサーチエンジンでより検索されるようにするための方法のようなものだ。

SEO対策などで調べると、山ほどの情報が出てくる。”SEOを向上させるためには検索上位に出てくるサイトの内容を真似して、それをまとめたものを書くと良い”という、盗作行為をアドバイスするところまであるほどだ。(個人的な感覚ではかなりある。それも検索上位のものを”真似”した結果なのかもしれないが)

インターネットで検索すると、明らかに同じ内容の物が依然として上位に出てくる。コピーサイトや似たような内容のサイトがいくつも検索結果として出てくるのだ。サイトのフォーマットが異なるだけで、見出しやポイントがまるで同じ。恐らく盗作されたものだろう。

見られなければ意味はないが、見られても意味のないものは有害ですらある。

検索結果の上位に出てくるような情報は、いい情報だから上位にあるのではなく、SEOに強い情報(サイト)だから上位にあるということ。これを意外と知られていない。これを知ることはメデイアリテラシーの観点から見てもとても重要なことだ。メディアリテラシーとは情報を批判的に読み解く力。ちなみに批判的とは文句たれたり口が悪いことを言うのではない。

残念ながら、今の状況ではGoogleのCMのように「Ok google」と言って検索するだけでは質の高い情報は手に入らない。(Ok googleと口に出すのはなんか恥ずかしいがそれはまた別の話)

まともに調べようと思えば期間指定検索とか除外とか、完全一致といった検索ツールを使わなければ満足のいく情報を得ることが難しい。

画像の使い方や見出しの位置、タイトルに使う言葉など、SEOを強化する方法は確立されている。だが、そのSEOに重きを置いた情報はいい情報と言えるのか今一度問い直す必要がある。情報の良しあしと検索に強いことは全くの無関係である。

本で例えるとわかりやすい。
「作者の緻密な知識と作者独自の視点により洗練された本」と「そこらで拾ってきた有名な情報を、この言葉を使えば目立つからという文章で書かれた本」とどちらが有益な情報だろうか。言うまでもなく前者である。

そしてその情報を判断するのは間違いなく読み手にある。

勘違いしてはいけないのは、ネットの情報だから信用できないと言っている訳ではないということ。テレビでも新聞でもこれは変わらない。ネット情報を鵜呑みにしないように、テレビの情報を鵜呑みにしないことを忘れてはならない。メディアの9割は広告だと思うが、どれもが見せたいように見せていることを頭の片隅にいれておくといいだろう。

価値のある情報を手に入れるには、情報を取捨選択する能力が必要だ。情報の出所はどこだとか、他の側面もあるんじゃないかとか、冷静に見る目が必要だ。

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