大企業で安定するのはあなたではないという話

スポンサーリンク

 

大企業と聞くとすぐに「高収入」だとか「安定」という言葉がセットになって聞こえてくる。これはある意味では正しいが、重要な視点が足りていない。

高収入なのも安定しているのも何十年も前に会社に入ったおじさん達のことで、これから入る若いあなたたちでないということだ。

あなたが今20代30代であるなら安定という幻想は捨てた方がいいだろう。大手の体質で、あなたが今から出世していけると思うだろうか?

なぜ今でも人気企業ランキングに大手ブラック企業が入っているのか不思議でならないが、もしあなたが就職活動中の学生であるならば、大企業というだけで就職先を選ぶことはお勧めしない。

なぜなら安定しているのも高収入なのもあなたではないからだ。あなたはその企業自体や偉そうにふんぞり返っている人たちを高収入で安定させるために朝も夜もなく働くことになる。それを求めるなら構わないが、もしそうでないなら今一度考え直すべきだろう。

大企業の体質を露にする悲しい事件があった。

大手広告代理店「電通」の過労死事件。高橋まつりさん 享年24歳。
こちらの記事【電通過労死事件】被害者のツイートから浮かび上がる電通の体質を読んでほしい。電通に入った東大卒の新入社員の女性が過労死、自殺したという事件に関して非常によくまとめられている。

横行するパワハラやセクハラ、帰宅が早朝の4時になるほどの長時間労働、休日出勤も当たり前のように働かされていたようだ。そんな環境で人間が正常な判断などできるはずもなく、彼女は人生を終わらせる道を選んだ。

彼女の立場を想像すると悲しくなる。それと同時に若い人が消耗品として搾取され殺されている現実に怒りがこみ上げてくる。

どうやら彼女らの上司たちはストレスで人が死ぬことを知らないらしい。彼女のツイートから、これが常態的なものであることが伺える。根性だ年功序列だの何の根拠もない屁理屈の中で彼女は殺された。これが許されていいわけがない。

社会が20年以上かけて育ててきた才能をたったの数カ月や数年で潰してしまう企業は害悪ですらある。ただでさえ労働人口は減り続けていくというのに、若者を使い潰すことはあり得ない行為だ。

私が若い人たちに本当に伝えたいことは、もしあなたが何も知らないままでいれば理不尽に消費されるということだ。必ずしも悪い会社ばかりではないし、いい大人も間違いなく存在する。だが、平気で人を喰い潰すような企業が我が物顔をであなたのすぐそこに存在しているのも事実なのだ。

会社に入ったって社会のことなんか知ることは出来ない。ここを勘違いしてはいけない。自分の所属する「小さな社会」を全てだと思ってしまうのは危険だ。人は何かを「知ったつもり」になったときに極端に視野が狭くなる。新しい情報や他の可能性を受け入れることが出来なくなってしまう。

少しでもいいから本を読んで、出来るだけ知識を蓄えて、ネットでも何でも利用して情報をかき集めることが大切だ。その方がよっぽど社会のことを知れる。

少しずつでもいいから知っていく、もしそうしなければ、狭い籠の中に入れられて動かなくなるまで働かされるだけだ。

スポンサーリンク