1日30分の読書はストレスを7割も軽減する―シングルタスクの時間を確保せよ

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日々の生活の中で落ち着いた時間を持っていると言う人は少ない。何の前触れもなく鳴りだす電話や、無駄にCCの付けられたメール、あるいはLINEのグループによる通知に大切な時間を妨害される。

そして映画を見ているのに途中でスマホを開いてしまったり、小説を読んでいるのにまたスマホを開いてしまうのだ。それが癖になってしまっている人も少なくないだろう。しかし、本当に「集中を中断する癖」をそのままにしていいのだろうか?

1日30分の読書がストレスを大きく軽減する

実は、30分集中して読書をするだけでストレスが7割も軽減されるということが、イギリスのサセックス大学の研究で明らかになっている。

驚くことに、ただ本を読むことに集中するだけで1日のストレスが大きく軽減されるのだ。もちろんその間に何者にも邪魔をさせてはいけないし、自ら自分の行動を邪魔してもいけない。
ただ一つのことに集中するシングルタスクの時間を設けることで、余計なことで埋め尽くされモヤモヤした頭をすっきりさせ、脳の負荷が減らすことができるのだ。

実際このようなシングルタスクは、外部からの刺激に対する耐性も高めるという。それに反して日々の生活でどうしてもやりがちなマルチタクスクは集中力を下げ、外部からの刺激に影響を受けやすくさせるということは意外と知られていない。

先日マルチタスクをやめた方がいいという記事を先日書いたのだが、人にとって何にも邪魔されずに物事に集中できる時間はとても尊いものだ。

それは効率的に考えても間違いない。マルチタスクと言っても、本当にマルチタスクな訳ではなく、厳密には細かくタスクを切り替えている。そして細かくタスクを切り替えるとその切り替える時間が無駄になるし、タスク同士が干渉してストレスも増える。複数のことを同時にこなそうとすると脳が無駄に疲れる上に生産性も下がるのだ。

実は、マルチタクスクをすると論理的に思考するための分野(前頭葉)にダメージを受け 恐怖や不安などの感情を司る分野(扁桃体)が活発になると言われている。
つまり、マルチタスクをすると論理的思考力が落ち、感情が増幅してしまうのだ。賢い読者なら、この意味がよくわかるだろう。

重要な決断や創造的な考え方が出来なくなり、イライラしたり不安になる感情が強くなってしまう。自らをそんな状態にしたいという人は、かなり特殊な事情を除いて、恐らくいないはずだ。

1日30分でいいから好きなことに集中する

だからこそ、1日のたった30分でもいいから、本当に何も気にせず好きなことに集中する時間を取り入れた方がいい。

冒頭に用いた研究では読書をテーマにしているし、私も読書を勧めるが、好きなことだけに集中する時間を1日のなかに取り入れるだけでもこれに似た効果が得られるだろう。

好きなドラマを見るのでもいいし、アニメを見ても、映画を見てもいい。あるいは勉強するのもいいだろう。1440分しかない1日のなかで、何かに集中する時間を確保するのだ。

その時間はスマホも開かず、外部からの余計な刺激を消せば、それだけでいい。集中力を高めると、雑音に対する体勢が高くなる。周りに何かを言われても気を取られづらくなる。

もし余計な考え事ばかりに捕らわれるようになってしまったのであれば、必要なのはシングルタスクを実行する時間なのかもしれない。時間も気にせず、他人の目も気にせず、ただ目の前の好きなことに集中する。
そんな当たり前にも聞こえる時間をどこかのタイミングで失ってしまったのだ。

「今はこれだけやろう」と頭の中で宣言して、目の前のものに取り組めばいい。他にやることがあるなら、それが終わってからやればいい。

脳の負荷も減り、高まった集中力によって生産性が上がれば、結果的に多くのことができるようになるだろう。

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